MOSTFETへの交換で効率アップ
最近では古いバイクに取り付けをしてる人も多く、MOSFET+リチウムイオンバッテリーの組み合わせの方も増えてきています。配線の加工や取り付け位置の選択取り付けステーの作製なども考えなければならないので、誰もが取り付けできるわけでは無いですが、今回は伝送系のパーツをつけすぎてノーマルのレギュレーターでは12.1vしか充電できなくなってしまったGSX1400に取付けてみようと思います。
MOSFETの利点と欠点
あまり聞きなれないですが、結構効率が良いのが特徴です。
利点
- 充電電圧の安定化
- アイドリング付近から高回転域までの充電電圧が変化が少ない
- レギュレーター本体の熱量が少ない
欠点
- 充電効率で今までのレギュレーターは本体で放電(熱変換)をしていたが本体側のコイルへ電気を返すので、熱による故障が心配
- 取り付けが大きくなるので取り付け場所の選定が必要になる
- 配線の加工も必要
- 少し高額になるのでコスト面が心配
取り付け場所の確認
欠点のところでも書きましたが、取り付けば場所が一番問題です。通常の場所に取り付けが出来ないので、今回はステーを作って作業することにします
取り付けステーの作製
取り付けステーは加工のし易いアルミでしようと思い、アルミの板を購入。まずどの様につけるかで悩みダンボールで形を整えます。
そこからさらにネジ穴の決めとボルト長さを確認して、今回はブレーキのリザーバータンクのネジとエアクリーナーBOXの取付けネジを使って固定することに決めました。そこから今度は切り出しをして
さらにここから整えて取り付けします
配線加工はカプラを購入しました
配線のカプラも加工をしないとダメなので通常の配線を加工してカプラを取り付けました。配線.comで購入したカプラがそのまま使えるので便利です。
取付け後の充電電圧と温度変化
取り付け後はまず、カプラを外して電圧の確認をします。取り付け無しの電圧はアイドリング状態で15.4Vです。これはかなり良い状態ではないでしょうか。次は取り付けをしてる状態での電圧を確認します。こちらは残念ながら13vしかあがりません。ただし通常のレギュレータで取り付けしたい場合はアイドリングで12.1vでエンジン回転数を上げても12.7vが限界だったことを考えると良い結果ではないでしょうか。この後分かったことですがこの車両は昇圧回路を組んでいてこちらのほうで電力を使っていたようです。
少し残念な結果に終わりましたが、今後もオルタネーターの電圧と熱での故障が無いように確認しながら使わなければなりません。