バイクは露出しているパーツが多いのでどうしても
音が聞こえてきます。
不安になることもありますが、どの音がどこら辺の修理につながるか
参考にしてもらえればと思います。
自己診断をせずに点検をすることを強くお勧め致します。
バイクの場合は全てが露出していますので、エンジンや車体からの音が聞こえ易い傾向にあります。
エンジンからの音でも気になる「シャーシャーやカンカン」の音を少し掘り下げてみましょう
音があれば、診断したいのは、皆さん当然と思いますので
少し音の種類とどの様な時に音が鳴るのか少し参考にしてみて下さい。
シャーシャーと擦れる音がする
乗ってる状態で音がするのであれば、ブレーキパットやベアリング系統の
可能性が大きいです。
特にブレーキパット等はブレーキシューが無くなれば
金属受けがディスクに当たるので、擦ったような音がします。
停車時に鳴らないのが特徴です。
停車時でもエンジン始動後に鳴る音に関しては
エンジン周りの可能性やスクーター等の
駆動系が必ず動作するものであれば
クラッチ周りや駆動系周りにベアリングの異常音
になるので、バイク屋さんでの確認が必ず必要になります。
あまり普通のスクーターでは無い事例ですが
ホンダPCXは必ずと言って良いほどクラッチのベアリングから
音が出ます。ベアリングは消耗品になるので、補償対象になるか
わかりませんが、新車を買われて2年以内にこの音が出るようで
あれば、保証で直るか確認したほうが良さそうです。
カンカンと打音がする
打音に関しては
停車時になることはほとんどありません。
エンジン始動後もしくは走行中に鳴る音がほとんどです。
打音は故障としては結構まずい音ですが。
バイクの場合は全てが故障の音に聞こえてしまうので
判断が難しくなります。
甲高い音がすると思いますが、停車時に定期的になって
アクセルをひねると少し静かになる等は
間違いなくエンジンだと思います。
ただ注意してほしいのは、カムの音も打音なのです。
4サイクルが主流なので、必ずエンジンの上部に
カムギアが取り付けされています。
このカムギアはヘッドの部品を定期的に押しているのですが
押すときと離れる時にどうしても音がなります。
音の問題は難しいので、ノーマル車両もしくは試乗車を見に行って
調べるのも悪くありません。
たまにある打音でエンジンのあちらこちらから
共鳴してなる打音があります。
こう行った打音に関しては、クランクを壊している
可能性もあるので、ご注意ください。
https://youtu.be/4hE023Dbn7U
ギィギィと音がする
この音に関してはあまり故障の時が少ないようです。
実際はオイルシールの油切れでおこることが多数を占めています。
判断の仕方はオイルシールで鳴るところは限られてるので
確認としては
- フロントホイールのシャフト付近
- リアホイールのシャフト付近
- フロントフォークの摺動部
- ステムステアリングの摺動部
- リアサスペンション付近シャフト
- サイドスタンドとセンタースタンドフレーム接触部分のゴム
等があげられます。
基本は油切れなので注油をしっかりとすれば良いと思います。
バタバタと音がする
バタバタ音に関してはカウル類やゴム類の音が多いようです。
実際転倒したり、何かにぶつけたりした時に出ることが多いのも特徴です
音の種類も
プラスチックなのか金属なのかもしくはゴムで
金属をたたく音なのか種類が分かれますが
比較的多いのはゴムで金属を叩く音です。
音的には鈍い音になるので、金属同士の甲高い音よりも
鈍い音がバタバタ音に近い気がします。
新品の状態では問題なく動いているのですが
ベルトはゴム製になるので、どうしても磨り減って
細くなります。
細くなると最高速が伸びなくなるだけではなく
細いがゆえに駆動系のケース上部と下部に当たることがあります。
下の動画は正常の状態での音なので参考までにどうぞ
ジィーと音がする
ジィーと言う音に関しては
大体がブレーキ時にする音だと思います。
穴あきのブレーキディスクはその穴一つ一つに
ブレーキによって熱せられた空気が封入されてしまうので
開放された時に音がします。
これの連続音でジィーと変な音が鳴ることが多いようです。
試しにブレーキディスクの穴沿いにブレーキの溝を彫ると
音がやんできます。
ついでに効きも悪くなるのでご注意を
大まかにすればこのくらいでしょうか。
他にも色々音がありますが、分からない時は
専門の人に頼むのが一番です。
頼りになるバイク屋さんを早めに見つけて
長い付き合いをすることをお勧め致します。