国土交通省は2017年5月30日に自民党二輪車問題対策プロジェクトチームの会合で
7月から高速道路の乗り放題プランを検討中だそうです。

以下は静岡新聞newsより転載しています。
”国土交通省は30日、自民党二輪車問題対策プロジェクトチームの会合で、

ETC搭載の二輪車を対象に7月下旬から、首都圏の高速道路が定額で2日間乗り放題(乗り降り自由)

になる
料金割引プランを導入する方針を明らかにした。静岡県内は東名高速道沼津インターチェンジ(IC)、
新東名高速道長泉沼津ICまでが対象エリアに入る予定。

二輪車に特化した高速道路の乗り放題プランは国内初。

高速道路料金を巡っては、ヤマハ発動機、スズキ、ホンダ、川崎重工業の二輪メーカー4社などが、
低迷する国内市場の活性化に向け、軽自動車と同じ区分になっている
二輪車料金を区別して引き下げるよう求めている。
国交省は「料金を独立化するとなれば費用と時間がかかる。
すぐにできることから始める」(高速道路課)とプランを提案した。
ツーリング需要を喚起し、地域活性化にもつなげる狙い。

期間は今秋までの予定。

首都圏の高速道路網を「東名・中央」など4エリアに区分したプラン案を設定。
いずれも通常のETC料金では往復で5千円前後かかるが、2500円で2日間乗り放題にする。
沼津ICなどは富士山や伊豆、箱根へのツーリング需要を見込んだ。

プラン利用には事前のネット予約が必要。利用者アンケートでプランの需要喚起効果を検証し、他地域でのプラン導入も検討する。”

最近では1tもある軽自動車と二輪が高速道路の料金が一緒ということに納得がいきませんでしたが

これでようやく二輪と四輪の区別がつきはじめたのは非常に嬉しいことですね。

さらにこのまま二輪が普及すれば高速道路の渋滞も少なくなると思います。
無論高速道路での側道の走行は禁止ですが
それでも渋滞は少なくなることでしょう。

でも暗い話も少しあります。

高速道路での事故は二輪にとっては非常に危険になるのです

逆走の車はもってのほかですが
運転技術の未熟なライダーも多いのが現実です。
以前、日曜日は高速道路が1000円になりましたが
皆さんの記憶にも新しいと思います。
この時はペーパードライバーの方々も当然安い金額で遠くに行けるので
こぞって高速道路を利用しました。
これによって悲劇が起きます。

高速道路では当然ですがブレーキは禁止です。

高速道路では渋滞であっても止まってはいけません
止まらずにノロノロ運転をすることが渋滞の解消に向かうのです。
さらにトンネルや上り坂では速度が落ちやすいのでスピードに注意します。

これはよく高速を運転する方々はよく知っていることだと思います。
ですが、知らないドライバーさんが増えることで渋滞は増えます
さらに車の数もいつもより多く高速を走るのでさらに渋滞が増えると言う状態になりました。
結果この時期はどこに行くにも渋滞ばかりで目的地に着くと憔悴しきってしまい
さらに帰りも渋滞するので地獄のような日曜日を過ごした方も少なくはないはずです。

バイクの場合は運転技術が未熟なライダーはこれに加えて転倒をしてしまうのです

無論、高速道路での転倒は即死を意味します。
出来るならバイクで高速を乗る場合は熟練ライダーを引率につけて
必ずグループで行動するなどの制限を設ける方が良いでしょう。

ちなみに乗り放題2500円ですが、東京⇔箱根間で通常4180円なので

十分お得なうえに、さらにここから茅ヶ崎や河口湖までのおなか一杯ツーリングコースも
設定できると思います。
7月が楽しみですね。
ETCは必須らしいので、軽自動車のETCを使ってるライダーさんは
二輪用のETCに変更する必要があるそうです。