近年のSSクラスではシフトアップの機能はついていてもダウンブリッパーの機能が付いていない車両が多いです。使ってみれば分かりますがシフトダウン時はかなりの恩恵を受けることが出来るのです、使える車両が限られているような気がしますが、フライバイワイヤーを採用している車両ではほとんどが使用出来るようになっています。それを開放する装置があるので紹介しようと思います。

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シフトアップがあるならそれにはシフトダウン機能も追加できる!

オートシフターとは

オートブリッパーとも呼ばれるアクセルを戻すことなくシフトチェンジが出来る
夢のような機能です。
通常バイクのシフト操作ではアクセルを戻しクラッチを握ってシフトレバーを上下に動かして
操作します。
この場合はシフト操作時のロスが大きいのでレースなどをする人たちではクラッチ操作をせずに
シフトアップをする方法などを使って出来るだけロスを減らしていました。
ですが、シフトダウン時は回転数の合わせが必要となるのでどうしてもクラッチ操作は必須になってしまいます。

ホンダのバイク等ではデュアルクラッチを採用してシフト操作を簡略化している車両もありますが
なにしろ部品点数が多くなるのでレーサーで使用されることは少ないようです。
現にCBR1000RR等では装備されていません。

クイックシフターの呼び名でも有名な機能ではありますが、シフトアップだけ
標準装備している車両も多くなっています、シフトダウンについては
付いていない車両も多いのですが、コレには訳がありそうですね。

どの車両でも取り付けできるのか

クイックシフターはどの車両でも取り付けできる訳ではありませんが、電子制御されている
バイクであれば取り付けできることも多いようです。
日本ではそう言った取り付けキットを販売するところも少ないのですが
海外は結構多いのでまた次の機会に紹介することにします。

取り付け時の注意点は

国内のバイクでも海外のバイクでも電子制御の車両にシフトアップのタイミングとシフトダウンのタイミング時の
エンジンの停止信号の発生や燃料の調整、シフトペダルへの圧力の感知等を後付のパーツで
取り付けするにはまだまだ難しいようで、これらの状況をあらかじめ作ったコンピューターの書き換えを
行うことになります。
これはメーカー側は推奨していないので当然保証や故障の原因になることあります。
ロムの書き換えでエンジントラブルなどが起きてもメーカー対応は冷たいでしょうし
いくらお店でしてもらっても、頼んだ側の自己責任となる可能性は高いです。

あとは海外からパーツの取り寄せ等をするので時間は十分に必要だと思います。
もし来月に使いたいからと言っても在庫がなければ話になりません。
来年には使えれば嬉しいな位で時間に余裕を持つことが大事です。

ロム書き換えをしてくれるところ

コンピューターの書き換えは先ほども書いたとおりリスクが大きいです。
こちらのリスクに関しては自己責任で対応してもらう可能性が高いことをご理解ください。

はしらぼ(個人の趣味でされているらしいです)
https://hashilabs.tumblr.com/
MVアグスタの動画などははしらぼさんの作業動画です。

まとめ

  • オートシフターはインジェクション車なら取り付け可能バイクは多い
  • サーキット等でロスが少ない
  • 国内のバイクでも取り付けできる車両が多い
  • 少しお金と時間がかかる
  • 自己責任の範囲ですることになる